注射液が体内に吸収される経路

◆注射液が体内に吸収される経路
薬液を注入する主な部位には静脈、筋肉
皮下、皮内があります。
注射部位により薬液が体内に吸収される時間は異なります。

上記以外にはも、動脈、関節、くも膜下腔
硬膜外腔、腹腔内などありますがここでは
看護職員が通常実施してる注射について
まとめています。

筋肉、皮下、皮内注射の場合は、注入さ
れた薬液は各組織内に拡散して毛細血管
へ移行します。
毛細血管から静脈へと移行します。

静脈注射は直接血管内へ薬液を注入しま
す。その為、薬の効果が現れる時間が
一番早いのは静脈注射になります。
次いで、筋肉内、皮下、皮内の順番になります。

薬の効果が現れる時間や持続する時間は
注射部位や薬液の種類などにより異なります。


皮膚の構造
体の表面から順に表皮 真皮 皮下組織
から成り立っています。
皮下組織の下が「筋肉」になります。
体表面に近いほど、体内への吸収が速度が遅くなります。
吸収速度が違うことにより、目的も違ってきます。

続きはこちらです→ 皮内注射

 




注射と穿刺 項目一覧


◇参考文献
書籍
「写真でわかる基礎看護技術① 看護技術を基礎から理解!」インターメディカ
「ナース必携最新基本手技AtoZ」小学館 
「医学大辞典」医歯薬出版株式会社