●痰の量が多くなる主な原因
気道粘膜が刺激されると分泌物が過剰に
生産されます。
又、炎症やうっ血などを起こすと、浸出
液や漏出液が貯留し痰が多くなります。
痰が多くなる要因が下記になります。
・細菌やウィルスなどの侵入
・誤嚥などによる異物の侵入
・喫煙
・アレルゲン、埃、煙等の侵入
・気管カニューレや気管内チューブ等を
挿入している時
・呼吸器感染症
病原菌の感染により炎症が起こると
浸出液も溜まり痰が多くなります。
・呼吸器疾患
疾患としては、慢性気管支炎 気管支
拡張症、気管支喘息などがあります。
量が多すぎる場合は、ブロンコレア
(気管支漏)などが疑われます。
肺結核の場合の喀血では、血液を多く
含みます。
左心不全などで肺の静脈圧が高くなると
うっ血し、肺胞内に漏出液が溜まります
泡沫状の痰が多くなります。
・手術直後 など
気管支漏について
気管支粘膜から過剰に気道液が分泌される病態。
肺がんの一部や慢性気管支炎などに
見られることがある様です。
続きはこちらです→ 痰の性状
開設日:2017/09/10