低体温とは、核心温度が35度以下に低下した状態。
通常は直腸温が35度以下の状態を低体温症といいます。
◆低体温(症)の原因
放熱が多い場合
長時間の寒冷曝露(山での遭難、
水難、海難事故など)
大出血、大きな手術、皮膚疾患
多量のアルコール摂取(血管を拡げ
熱の放散を多くする為)
など。
産熱が少ない場合
甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症、低血糖、栄養障害、
高齢者 など。
甲状腺の機能が低下すると代謝も
低下する為、熱の産生が少なくなります。
高齢者の場合は、老化に伴い各機能
も徐々に低下してくるため代謝も低下してきます。
体温調節機能の障害
中枢神経系の障害
脳血管障害、外傷、脳腫瘍、
パーキンソン病、尿毒症、
糖尿病性ケトアシドーシス など
バルビツール酸系薬剤(中枢神経系を抑制)
チオペンタール(ラボナール)
ペントバルビタール(ラボナ)
フェノバルビタール(フェノバール
ルミナール)など
全身麻酔薬、解熱剤 など
多量のアルコール摂取。
アルコールが体温調節中枢を麻痺させる為。
敗血症、 悪性腫瘍 など
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