咳を静める方法③ 環境整備


咳を鎮める為の環境整備には、新鮮で綺麗な空気、
適切な室温や湿度、静寂、アレルゲン対策などがあります。


●換気 

1~2時間おきに、5分以上の新鮮な空気の入れ換えが大切になります。

●湿度の調節 

空咳の多い人や寒い時期は高めに設定します。
目安として、60~80%

●室温の調節

20度~25度
*個人差があります。

●静寂

精神的な安静をはかることで、咳が治まることもあります。

*大切なことは、本人が不快に感じない環境が大切になります。

●アレルゲン対策

アレルギーが原因の咳の場合は、アレルゲンの除去に努めます。
日本人の場合は、最も多いアレルゲンはチリダニです。
アレルギー反応を起こすアレルゲンは、ダニの唾液や糞、死骸などです。
室内のほこり、寝具、じゅうたんなどに存在しています。
高温多湿を好み、人間や動物のふけや垢、そしてカビなどを餌としています。
ダニが生息しやすい場所への対策が必要になります。
チリダニ以外のアレルゲンとしては、猫や犬、ウサギ、ハムスターなどの
毛やフケ、唾液、糞尿などもあります。
他にカビや細菌もあります。

具体的な対策
寝具類
ダニの唾液や糞、死骸などが多く存在している場所です。
睡眠中に吸い込むダニアレルゲンの大半は布団が起因しています。
最も有効な手段としては、防ダニ布団カバーの使用があります。
ダニは乾燥に弱いので、日干しや乾燥機の使用もあります。
直接除去する方法には掃除機かけなどがあります。

じゅうたん
なるべく使用せず、フローリングにする。
こまめに掃除機をかけるなど。

ソファ
布製は避ける。
布製の場合は、こまめに洗濯したり、掃除機をかけるなど。

ぬいぐるみ
洗濯ができるものを使用。

家具
埃を溜めないように、まめに拭き取る。
家具を減らすなど。

ペット
一番いいのが手放したり、室内で飼わないこと。
飼う場合は、週に1~2回は洗うことなど。

鉢植え
カビや細菌などの温床になる為、室内には置かない。

エアコン
エアコン内は黒いカビが繁殖しやすい環境になっています。
カビが発生している場合はフィルターや送風口などの掃除。

内部の奥まで掃除する場合は専門業者に依頼。
カビ防止にはエアコン使用後には30分ほど送風運転をして乾燥させるなど。


その他
空気清浄機の使用や換気。
たばこや蚊取り線香などの煙は避ける。など

チリダニとは?
体長0.1~0.4mmのダニ。
家屋内に多く生息している。
主なアレルゲンの原因となるダニは2種類。
ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニ。
卵から成虫になるまで約3週間。
寿命は約100日。
高温多湿(温度25~28度、湿度60~70%前後)を好み、
人間や動物のふけや垢、そしてカビなどを餌としています。
コナヒョウヒダニの方がヤケヒョウヒダニより乾燥に強い様です。
都市化や冷暖房の普及により、室内の湿度が低下し、コナヒョウヒダニが多い家庭が
増えているようです。
ダニの多い場所は寝具類、じゅうたん、ソファ、
ぬいぐるみ、クッション、カーテンなどです。
アレルギー反応を起こすアレルゲンは、ダニの唾液や糞、死骸などです。
光や50度以上の高温を嫌います。

チリダニの栄養源
塵、人や動物のフケや垢、カビ、細菌、花粉、植物の線維など。

ハウスダストとは?
ハウスダストとは室内の塵のことですが、アレルギーの原因となる
アレルゲンが混じっている場合は、ハウスダストアレルギーといいます。
室内のアレルゲンで一番多いのが、チリダニです。
他には、猫や犬、ハムスター等の毛やフケ、唾液、糞尿などもあります。



開設日:2018/12/6






◇参考文献
インターネット
厚生労働省サイト内
成人喘息の疫学、診断、治療と保健指導、患者教育 p79
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-07.pdf
災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット
https://www.mhlw.go.jp/content/10600000/000331775.pdf
喘息の疾患としての特徴 p16
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jititai05.pdf

公益財団法人日本アレルギー協会サイト内
http://www.jaanet.org/pdf/guideline_asthma06.pdf

フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)サイト内
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハウスダスト