気管内挿管 概要

 

◆気管(内)挿管とは?

血管を気管内に挿入することです。

◆気管内挿管の目的は?

医療機器を使用して、気道を安全かつ
確実に確保して、肺胞内での空気の出し
入れ(換気)が出来るようにする。


◆挿入部位は?

口(経口挿管)
例外を除いて、第一に実施される挿管方法です。
短時間で実施出来ますが,口腔の清潔
保持が難しく、他の方法より患者さんの
負担が大きい。
挿入期間の目安は1~2日。

鼻(経鼻挿管)
経口挿管が困難な時に施行されます。
主に、耳鼻科や歯科の手術の際や、
開口障害、下顎骨骨折、頚椎損傷などの
患者さんは経口挿管が困難になります。

経口挿管が手技的に難しい場合(鼻から
の方が、解剖的に挿入しやすい為)。
患者さんへの負担は、口からの挿管よりは軽い。
挿入期間の目安は2週間ほど。

気管切開(経気管)
気管切開の場合は、気管カニューレを挿入します。
長期間、人工呼吸器が必要な時や、自力
で痰を喀出することが難しい場合などに実施されます。
口や鼻からよりも、患者さんへの負担は
軽いですが、手技が難しいです。

気管切開についての詳細は下記をご参照下さい
気管切開について


◆どういう状態の時に挿管するの?

自力呼吸が困難な時
自力での呼吸が困難な場合は人工呼吸器
の助けが必要になります。
緊急で実施されるケースが多い処置になります。
交通事故ややけどなどの外傷の場合や
内科的疾患、例えば、脳梗塞や脳出血、
急性心筋梗塞などの時が比較的緊急で
挿管するケースが多いと思います。

呼吸状態が徐々に悪化するケースとして
は、脳疾患、肺疾患、呼吸筋の麻痺、
末期で全身状態が悪化した時などに実施されます。

全身麻酔で手術をするとき
全身麻酔の時は、挿管して呼吸管理を行います。

心臓手術後など安静が必要な時
心臓の手術直後は安静や緊急時に備え、
手術室から挿管した状態で集中治療室などに入室します。

続きはこちらです⇒ 挿管時の必要物品






◇参考文献
書籍
「ロールプレイで学ぶ 呼吸ケア・呼吸管理のキーポイント」 p124~p129メディカ出版
「写真でわかる臨床看護技術② 呼吸・循環・創傷ケアに関する看護技術を中心に!」 p63~p73インターメディカ
「はじめて人工呼吸器」p12~p17メディカ出版
「ナース必携最新基本手技AtoZ」 p55~p60EXPERT・NURSE 
「器械的人工呼吸マニュアル」ナース専科」 p28~p30 文化放送ブレーン
「続カラー版マンガで見る手術と処置」 p36p~39小学館 
「最新医学大辞典」 p279 (医歯薬出版株式会社)
「イラスト救急処置マニュアル」南江堂
「気管吸引のガイドラインを完全準拠 わかる!できる!気管吸引あんしん教育ガイド」 p9~p12メディカ出版
「呼吸サポートチームのための呼吸管理セーフティーBOOK」 p106~p111  MCメディカ出版

インターーネット
「厚生労働省HP」
「ウィキペディア」