文献により数値は多少異なります。
カフ圧計や気管チューブの種類(カフの
種類など)で数値の範囲や単位が異なります。
◆適正なカフ圧
●適正圧(安全域)の数値 例
20~25cmH₂O(水柱圧)
20~30cmH₂O
20~40cmH₂O
27~34cmH₂O
水柱圧(cmH₂O)と水銀圧(mmHg)の
両方が併記されたカフ圧計もあります。
1mmHg(水銀圧) ≒1.36cmH₂O
hPa(ヘクトパスカル)で表記された
カフ圧計もあります。
1cmH₂O ≒ 1hPa
カフ圧計がない場合やカフ圧計が使用
できない気管チューブの場合は、パイロ
ットバルーンの膨らみが、耳たぶ程度の
感触を目安とする場合もあります。
緊急時の場合はとりあえずエアリークの
ない圧で固定し、その後カフ圧計で正確
に計測する必要があります。
個人に合った適正な圧もあると思います。
患者さんや臨床状況などにより、適正な
カフ圧は異なる場合もあると思います。
最終的には担当医の判断になります。
気管粘膜の血流(気管壁を流れる血管の圧)
*文献により異なります。
参考数値:例
気管壁の毛細血管圧
20mmHg~25mmHg
(27~34cmH₂O)
気管動脈圧
30mmHg 35mmHg 40mmHg
気管静脈圧
18mmHg 20mmHg
動脈圧よりも高い場合は壊死。
静脈圧よりも高い場合はうっ血。
*メモのメモ
膠質浸透圧は全身一定の圧力。
皮膚毛細血管圧
15-30mmHg
続きはこちらです→ カフによる合併症