◆不整脈とは
不整脈は調律機能が異常な心拍の総称になります。
必ずしも、心拍が不規則なものだけでは
なく、心拍のおこりかたの異常なものも含まれます。
広い意味で不規則でない徐脈や頻脈も不整脈に含まれます。
◆不整脈の原因
病的なものと生理的なものがあります。
病的なものでは、狭心症、心筋梗塞、
先天性心疾患、心不全、心筋炎、弁膜症
肺疾患、高血圧症、甲状腺機能亢進症、
動脈硬化など他にも色々あります。
生理的なものでは、小児や高齢者に多い
呼吸性不整脈があります。
ストレスやアルコール、カフェイン等も
一時的な不整脈の原因になることもあります。
上記以外には、ジギタリス配糖体製剤や
β遮断薬など薬剤の副作用による不整脈
もあります。電解質異常の時にもみられます。
正常洞(性)調律
心臓の生理的な刺激発生部位である、
洞(房)結節からの正規の調律のことです。
通常は規則的に調律が行われますが、
遅くなったり、速くなったり、不規則に
なったりすることもあります。
1分間に50回(又60回)未満の洞調律を
洞(性)徐脈、100回以上の洞調律を、洞(性)頻脈、
不規則な洞調律を洞(性)不整脈といいます。
呼吸性不整脈
呼気時に脈拍(心拍)が遅くなり、
吸気時に早くなる不整脈のこと。
洞性不整脈の一つですが、病的なものではありません。
小児や高齢者によくみられます。
自覚症状が無いことが殆どで、特に治療
を必要としません。
続きはこちらです→ 期外収縮(早期収縮)