◆四肢誘導について
四肢誘導は手足につけた電極から電圧を
記録する方法です。
両手両足につけた電極から心臓の電位の
変化をとらえます。
四肢誘導には標準肢誘導(双極肢誘導)
と単極肢誘導があります。
標準肢誘導は心電図の基礎を築いた
アイントーベンという人が導入した誘導
法で「アイントーベンの正三角形」の
原理が用いられています。
単極肢誘導はウィルソンという人が考案
した単極肢誘導法をゴールドバーガーと
いう人が改変した増強単極肢誘導法が
広く活用されています。
単極誘導には単極肢誘導(四肢)と
単極胸部誘導(胸部)があり、ウィルソン
という人が考案した誘導法です。
双極誘導と単極誘導
誘導法は大別して双極誘導と単極誘導があります。
双極誘導法は四肢誘導の標準肢誘導法で
2電極間の電位差(電圧)を記録する方法です。
単極誘導法は四肢の単極肢誘導法と
胸部の単極胸部誘導法があり、誘導部位
の電位を記録する方法です。
単極誘導の場合はプラス電極を関電極、
マイナス電極を不関電極として電位を
測定します。
不関電極は心電計の中で構成されますので
双極誘導の電極のように、直接確認はできません。
続きはこちらです→ 標準肢誘導(双極肢誘導)