洗浄の目的は消毒や滅菌をより確実
に実施するためです。
目に見える付着物(埃や汚れ、血液
等)と目に見えない付着物(微生物
等)を出来るだけ多く取り除くこと
により、消毒や滅菌の効果を十分に
得られるようにします。
洗浄しなかったり、洗浄が不十分の
場合は、付着物が消毒薬の効力を弱
めたり、消毒薬や熱などにより付着
したものを変性、凝固、固着させる
リスクがあります。これらが消毒や
滅菌を邪魔して十分な効果が得られ
なくなります。又、微生物の数が少
なければ少ないほど、十分な効果を
得られる確率がより高くなるため、
なるべく少なくする必要があります
消毒や滅菌の効果を妨げない為には
洗浄はとても重要な作業になります
感染防止だけではなく、器材などの
性能の保持にもつながります。
消毒や滅菌の前だけではなく、消毒
した後にも洗浄します。消毒薬を
残さない為です。薬剤が残っている
と人体に害を及ぼすリスクがありま
す。又、器材などの性能の保持にもなります。
人体(粘膜、手術野、創傷部位等)
に使用する医療機器の場合は滅菌水
で洗い流します。
例えば、高水準に使用する消毒薬は
毒性や刺激の強いものもある為、
滅菌水などで十分に洗い流す必要があります。
続きはこちらです→ 消毒の目的