滅菌の目的


滅菌する目的は医療機器を無菌状態
にしたり、消毒では不十分な病原菌
を処理する為です。又、消毒薬の
使用が適さない場合などにも滅菌が
選択されます。

滅菌された医療機器の使用は、消毒
された医療機器などより範囲は限られます。
人体の無菌領域(組織内や血管内、
臓器等)に触れる医療機器は、無菌
状態でないと人体に害を及ぼすリス
クは極めて高くなります。その為、
病原性の微生物だけではなく全ての
微生物を死滅又は除去する必要があります。

医療機器等の消毒や滅菌方法の判断
基準に、スポルディングの分類があります。

 

無菌状態について
滅菌後に微生物などが存在する確率
が100万分の1以下(無菌性保証
水準)であれば、無菌状態であると
保証されているようです。


続きはこちらです→ スポルディングの分類

 

 

洗浄・消毒・滅菌 項目一覧

 


◇参考文献
書籍
「クラールビジュアルテキストブック・よくわかる微生物」医学芸術社 p110-p115
「最新医学大辞典」(医歯薬出版株式会社)
「ナースのための感染症対策マニュアル」文化放送ブレーン p14,p15
「ナース必携最新基本手技AtoZ/保存版」小学館 p252-p266

インターネット
厚生労働省HP内
無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針」の改訂について
//wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T110422I0020.pdf

医薬品医療器機総合機構HP内
「滅菌法及び無菌操作法PDF」
//www.pmda.go.jp/public/pubcome_200906/file/004-0906.pdf
人工呼吸の安全セミナーテキスト P9-p10
//www.info.pmda.go.jp/anzen_gyoukai/file/jamei01.pdf

厚生労働省HP内 
「医療施設における院内感染(病院感染)の防止について」
//www.mhlw.go.jp/topics/2005/02/tp0202-1a.html
医療施設における院内感染の防止について
//www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/dl/s0906-3d.pdf

ウィキペディア
//ja.wikipedia.org/wiki/滅菌
//ja.wikipedia.org/wiki/消毒
//ja.wikipedia.org/wiki/洗浄