◆体温異常とは?
体温の異常には体温上昇と体温低下
があります。
体温異常は体内で産生される熱と体外に
放散される熱のバランスが崩れた時に
起こります。
体内で産生される熱だけではなく、
外部環境からの温度も影響します。
*体内で産生される熱を産熱といいます。
*体外に放散される熱を放熱といいます。
体温上昇の機序は、体温調節中枢の
障害や外部環境の影響などで放熱より
産熱が大きくなる場合や、放熱自体が
小さくなると体温が上昇します。
体温低下には低体温(症)があります
体温低下の機序は、体温調節中枢の
障害や外部環境の影響などで
産熱より放熱が大きくなる場合に体温は低下します。
◆体温上昇について
体温上昇には発熱とうつ熱があります
体温調節中枢に直接影響を与える事で
体温が上昇するメカニズムを発熱と
いいます。
体温調節中枢に影響を与える原因には
発熱物質や視床下部の圧迫などがあります。
産熱と放熱のバランスが崩れる原因
には、外部環境の影響が大きく関与しています。
放熱が小さくなり熱が体内にこもって
体温が上昇するメカニズムを、うつ熱といいます。
《体温調節機能について》
通常、体温(深部体温)は一定に保たれています。
体温の調節に最も重要な役割をして
いるのが、間脳の視床下部にある
体温調節中枢です。
◆体温低下について
体温低下で異常な状態としては低体温症があります。
産熱より放熱の方が大きい場合は体温が低下することになります。
続きはこちらです⇒ 体温の異常値