医療機関、医師、看護師等により必要物品
や使用方法などは多少異なります。
又、患者さんの状態によっても異なる場合もあります。
一つの例として参考にして頂けたらと思います。
局所麻酔薬(表面麻酔)として、気管内
挿管で一般的に使用されているのが
キシロカインゼリーやキシロカインスプレーです。
痛みや反射を抑制する働きがあります。
キシロカインゼリーは、潤滑剤としても使用されています。
粘膜を傷つけず、挿入をスムーズにする役割があります。
気管チューブの先端から約1/2の長さまで塗布します。
経鼻挿管の場合は、鼻腔内にキシロカインゼリーを注入します。
キシロカインスプレーは、必要に応じて使用されます。
通常は意識のある方に対して使用されます
喉頭や声門部に噴霧し反射を抑制します。
キシロカインに対してアレルギーのある
場合は、 薬効を含まない潤滑剤を使用します。
キシロカインスプレーについて
キシロカインスプレーを気管チューブに
噴霧すると、カフが損傷したり、マーキ
ングが消失することもあるため、気管
チューブには使用しません。
鎮静剤や鎮痛剤、筋弛緩剤の使用について
緊急性や患者さんの状態によって判断されます。
一般的には、意識のある方に対しては、
鎮静剤や鎮痛剤、筋緊張で挿管が困難な
場合は、筋弛緩剤が使用されます。
投与した場合の副作用には、十分注意します。