血清・血漿・全血について


血液検査に用いられる検体には、
血清、血漿、全血があります。

◆血清とは?
血球とフィブリノーゲンやその他の凝固
因子を除いた上澄み液。
血液を何も入ってない容器に入れて放置
しておくと自然に固まり、血清と血餅に
分かれます。
血清と血餅を完全に分離するためには、
しばらく放置し凝固させた後に、
遠心分離します。
*血球は細胞成分のことで、赤血球、
白血球、血小板があります。

血餅は、血球とフィブリン等の凝固因子
から成ります。


◆血漿とは?
血球を除いた、上澄み液。
フィブリノーゲンやその他の凝固因子が
含まれています。
抗凝固剤入りの容器を使用します。
十分に転倒混和した後に遠心分離し、
血漿と血球に分離します。


◆全血とは?
全ての成分が含まれている血液のことです。 
抗凝固剤入りの容器を使用します。
*血液の検査項目によって、必要とされる
検体は違ってきます。
血清や血漿、全血を保管する容器は
それぞれ異なります。
又、検査項目によっても異なります。

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血液検査 項目一覧


◇参考文献
書籍
今日の臨床検査(南江堂)
エキスパートナース 新・検査マニュアル(小学館)p17~p22
医学大辞典(医歯薬出版株式会社)
エキスパートナース「最新基本技術AtoZ(小学館)p174~p179

インターネット
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/