発熱の原因


発熱の主な原因には、感染、脳疾患、
悪性腫瘍、膠原病、アレルギー、薬剤などがあります。


◆感染による発熱

発熱の原因としてもっとも多いのが
感染です。
細菌やウィルスなどの病原体が体に
侵入(感染)すると体の各器官に炎症
を惹き起こしたり、敗血症などの全身に
影響を及ぼす場合もあります。

《主な感染症》
上気道炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器
感染、食中毒、胆のう炎、肝炎、虫垂炎
等の消化器系の感染、膀胱炎、腎盂腎炎
前立腺炎などの泌尿生殖器の感染、
心膜炎、静脈炎、心筋炎、大動脈炎等の
心血管系の感染、髄膜炎や脳炎などの
中枢神経系の感染、中耳炎、皮膚炎、敗血症、結核、伝染病など。

 

◆脳の障害による発熱

脳内出血や脳腫瘍、頭部外傷などで、
体温調節中枢の部分が圧迫された場合など。


◆その他

悪性腫瘍、膠原病、アレルギー反応、
薬物、ホルモン異常(甲状腺機能亢進症など)、金属熱など。

甲状腺機能亢進症の場合は、基礎代謝が上昇する為、体温も上昇します。


続きはこちらです⇒ うつ熱について


体温項目一覧


◇参考文献
書籍
「最新医学大辞典」 医歯薬出版株式会社 p869
「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 小学館 p33~p36
「フィジカルアセスメントナースに必要な診断に必要な知識と技術」医学書院 p33~p35
「ナースのための感染症マニュアル」ナース専科 文化放送ブレーン p22 p23
「人体生理学ノート」 金芳堂 p57
「ナースに必要な日常英語表現と略語」第2版 医学書院 p158
「ポケット版カルテ用語辞典」編集大井静雄 照林社発行 小学館発売 p8
「家庭医学大百科」主婦の友社 p1231

インターネット
「ウィキーぺディア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/バイタルサイン
http://ja.wikipedia.org/wiki/体温