咳の原因は様々です。
原因がはっきりしている咳もあれば、
そうでない咳もあります。
病的な咳もあれば、病的でない咳もあります。
●病的な咳
細菌やウィルスなどによる気道感染、
アレルギー、アトピー、気管支喘息、
咳喘息、気管支炎(急性・慢性)、
気管支拡張症、間質性肺炎、結核、
肺がん、肺腫瘍、肺水腫、気胸、胸膜炎
心不全、後鼻漏、胃食道逆流症等様々。
●病的でない咳(生理的な咳)
気温の変化に伴う咳
冷たい空気や湯気を吸い込んだ時等に
起こる
ストレス
心理的なストレスなどでも咳がでることも。
煙、埃など
大気の汚染が原因で引き起こされる咳。
誤嚥
気管内に食物などの異物が入る。
ガス
刺激性のあるガスを吸い込んだとき。
刺激臭
強い刺激臭
など
生理的な咳では痰を伴わない空咳が多く
原因が取り除かれればすぐ治まります。
誤嚥の量や種類で生命の危険を伴うこともあります。
有毒なガスを吸い込んだ場合も、生命の
危険を伴うことがあります。
●その他の原因
・ACE阻害薬(降圧作用)の副作用
・心因性の咳
・三叉神経性反射咳 など
心因性の咳について
咳は反射的に起こる咳もあれば意識して
起こすことが出来る咳もあります。
心理的な原因で、咽頭喉頭などに違和感
を感じて咳や咳ばらいをする状態を
心因性咳といいます。
心因性の咳の場合は、空咳(乾性咳嗽)になります。
眠っている時や何かに集中している時は
咳は止まっているのが特徴です。
三叉神経性反射咳について
咽頭や鼻腔、外耳道にある三叉神経領域
を刺激することで引き起こされる咳のこと。
心配な咳とは?
・2週間以上続く咳
・発熱を伴う咳
・食欲が無くなってしまう咳
・吐いたり又は吐きそうになる咳が続く場合
・胸痛を伴う咳
・息苦しさを伴う咳
・夜眠れない咳
・血痰を伴う咳。
・痰が割と多い咳 など。
かぜ症候群の様に、自然に治癒すること
が多い病気の場合は、大抵は、2~3日
長くても10日前後で自然に咳が出なくなります。
咳が長期間続く場合や、他の症状が続く
場合などは医療機関で診察することが必要です。
続きはこちらです⇒ 咳を静める方法① 内服薬
開設日:2018/12/6