ここでは、単管でカフ付きの一般的な
気管カニューレについてまとめています。
◆気管カニューレの構造(各部の名称)
チューブ本体(カニューレ)
コネクタ、ネックプレート(ネックフランジ、ウィング、フレーム等)
固定孔、カフ、パイロットバルーン(インジケーターカフ等)
インフレーションライン(カフチューブ、インフレーションチューブ等)
一方弁(ルアーバルブ、シールバルブなど)
X線不透過ライン など
上記以外に固定用のテープやホルダー、
ネックバンドなどが必要になります。
メーカーにより各部の名称は異なる場合もあります。
◆気管カニューレの各部の役割
チューブ本体
気管の役割、空気の通り道
コネクタ
人工呼吸器やマスクなどの接続部分
吸引をする時の出入り口
ネックプレート
カニューレ本体を固定する
固定孔
固定用のテープなどを通す孔
カフ
エアーリークや誤嚥などの予防
パイロットバルーン
カフの状態を把握
インフレーションライン
カフ内に空気を送るための管
パイロットバルーンとカフをつなぐ管
一方弁
カフ内の空気が漏れない様にする為の弁
X線不透過ライン
挿入位置の確認
その他の機能
吸引機能の付いている気管カニューレ
吸引ライン(サクションライン)とカフの
上部に吸引口が付いています。
窓(側孔)がついているカニューレ
発声練習やウィーニング(離脱)の時に役立ちます。
続きはこちらです⇒ 気管カニューレの選択