水銀を吸い込んだ場合は?


気化した水銀を吸い込んでしまうと、
水銀中毒をおこし、腎臓や神経に害を
及ぼす可能性があります。
症状としては、発熱、呼吸困難、頭痛、
腹痛、下痢、腹部痙攣、視力減退などが
あります。まれに、腎不全や肝不全など
の合併症を伴うこともあるようです。
皮膚に触れた場合は、皮疹、浮腫などの
症状が現れることもあります。
万が一水銀を吸い込んだおそれがあり、
咳や息切れ、頭痛、嘔気、嘔吐、腹痛、
下痢などの急性症状が現れた場合は、
すぐ、新鮮な空気を取り入れ換気を良く
します。さらに、鼻をかんで、うがいを
して、医療機関に受診します。

体温計だけではなく、水銀式の血圧計の
場合も注意が必要です。
体温計よりも破損する可能性は低いです
が、体温計より水銀の量は多い為、水銀
中毒のリスクが高くなります。
家庭では安全性を考慮して水銀式では
なく、電子体温計や電子血圧計を使用
した方がより安全です。

続きはこちらです⇒ 水銀を誤って飲み込んだ場合は?


体温項目一覧




◇参考文献
書籍
「最新医学大辞典」 医歯薬出版株式会社 p869
「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 小学館 p33~p36
「フィジカルアセスメントナースに必要な診断に必要な知識と技術」医学書院 p33~p35
「ナースのための感染症マニュアル」ナース専科 文化放送ブレーン p22 p23
「人体生理学ノート」 金芳堂 p57
「ナースに必要な日常英語表現と略語」第2版 医学書院 p158
「ポケット版カルテ用語辞典」編集大井静雄 照林社発行 小学館発売 p8
「家庭医学大百科」主婦の友社 p1231

インターネット
「ウィキーぺディア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/バイタルサイン
http://ja.wikipedia.org/wiki/体温