◆エアー抜きとは?
チューブ内にある空気を外に出すこと。
点滴を実施する時に、チューブ内を輸液
で満たしながら空気を抜きます。
点滴の交換が間に合わず、輸液がなくな
ってルート内に空気が入ってしまうこと
がたまにあります。その時もチューブ内
にある空気を外に出してから輸液を満たします。
◆エアー抜きの方法
●点滴チューブ内をプライミングする時
点滴などを実施するときに、ルート内に
小さい気泡が溜まることがよくあります
チューブ内を輸液などで満たす時に、
ゆっくり液を流していけば、気泡の発生
を少なくすることが出来ます。
●輸液などでルート内を満たした後のエアー抜きの方法
ルート内の壁にくっついている気泡は、
チューブを垂直に立てて、指等ではじき
ます。空気は軽いため上の方に昇って行きます。
点滴筒内まで移動させます。
●点滴交換時の点滴筒内とルート内にあるエアー抜きの方法
輸液が無くなっている場合(チューブ内
に空気が入っている場合)は、ボールペン
などの細い棒を使います。
まずクランプをして(クレンメを止める)
点滴筒を軽くつまんで、点滴筒内に輸液を注入します。
輸液で満たされている方のチューブに、
ボールペンなどを何回か巻きつけます。
巻きつける圧力で、チューブ内の空気を
点滴筒まで戻します。
三方活栓又はゴム管が付いている場合は
注射器で輸液を満たしながら、空気を抜きます。
輸液フィルターが付いている場合は、少量
の空気はフィルターから抜けます。
空気が抜けない場合は、針を抜去して刺し
かえるか、可能であればチューブだけ全部交換します。
◇参考文献
書籍
写真でわかる基礎看護技術①看護技術を基礎から理解!
(株式会社インターメディカ)
OXFORD ポケット看護辞典 廣川書店
ナース必携最新基本手技AtoZ EXPERT・NURSE 保存版
(小学館)
インターネット
ウィキペディア
ja.wikipedia.org/wiki/
最終更新日:2015/9