看護関連用語集 さ行・サ


  • 座位/坐位(ざい)
    一般的には坐った姿勢のこと。
    医療の分野では、角度により分類されています。
    上半身を15度から30度挙上した姿勢を、セミファーラー位
    45度から50度を、ファーラー位(半座位)
    90度に近い状態を座位


  • サイレントアスピレーション
    不顕性誤嚥。
    むせることなく誤嚥してしまうこと。 
    知らず知らずのうちに気管内に異物が入ってしまうこと。
    特に高齢者に多く、肺炎(誤嚥性肺炎)の原因になる。


  • サクションチューブ
    吸引用の管。 
    痰などの吸引や手術時の排液などに使用します。


  • サチュレーション
    動脈血酸素飽和度 SaO2 
    動脈血を採血して測定 又は パルスオキシメーターで測定。
    血中酸素濃度の正常値 96%~100%
    酸素濃度が90%を切ってしまうと、かなり危険な状態。
    血中酸素濃度が70%台になると、人工呼吸が必要。
    血中酸素濃度が100%を超えてしまうと「過酸素」の状態。   

    *パルスオキシメーターで測定した動脈血酸素飽和度は、
    SpO2(経皮的酸素飽和度) SaO2の近似値 


  • サマリー
    要約したもの。
    看護の経過や情報などを要約したものを看護サマリーといいます。


  • 残渣(ざんさ)
    残りかす。
    食べ物の残りかすを食物残渣。


  • 産熱
    産熱とは、体内でつくられる熱のことです。
    熱は主に基礎代謝と運動代謝により産生されます。
    常に代謝は行われ熱が産生されていますが、通常は汗を
    かかなくても輻射や対流、不感蒸泄(皮膚や呼気から水分が
    失われること)等で体温は一定に保たれています。
    外気温が平常より高かったり、運動量が多かたりした場合は
    産熱も多くなる為、汗をかいたり血管を拡げたりして熱の放散
    を多くしようとします。


  • 三次救急
    生命にかかわる重篤な患者さんへの救急医療。
    主に救命救急センターや高度救命救急センターなどの
    高度医療施設で医療が提供される。