インラインフィルター

◆インラインフィルターとは?
末梢の静脈や中心静脈ラインからの持続
点滴を実施する時に使用されるフィルター。
通常のフィルターの孔径は0.22μm
薬剤の種類によってはフィルターを通さ
ないものもあります。
気泡や混入物、沈殿物などの除去、静脈
炎の予防に有効とされています。


◆インラインフィルターのメリットとデメリット
メリット  
①沈殿物や気泡、異物などの侵入を最小限に抑える
②静脈炎の予防に有効

デメリット 
①感染のリスクが高くなる
フィルターを取り付けることにより、
接続部位からの感染やフィルター自体が
細菌を繁殖させる危険があるといわれています。

②フィルターを通さない薬剤もある
薬剤の効果が低下又は期待できなくなります。

医療機関や医師によってインラインフィル
ターの取り扱い方は異なります。
米国ではインラインフィルターは使用して
いない様です。濾過された輸液を使用して
いることと、クローズドシステムが徹底されている為です。






◇参考文献
書籍
写真でわかる基礎看護技術①看護技術を基礎から理解!
(株式会社インターメディカ)
OXFORD ポケット看護辞典 廣川書店
ナース必携最新基本手技AtoZ EXPERT・NURSE 保存版
(小学館)

インターネット
CDC感染対策情報
hica.jp/cdcguideline/
CDC (米国疾病予防管理センター)
ウィキペディア
ja.wikipedia.org/wiki/


最終更新日:2015/9