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更新日2009/10/01  
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救急看護 ◎少しずつ追加しています。又、見直しもしておりますので、気がついた時点で、書き直し、修正、追記しております。

  気管内挿管について

  気管内挿管とは?


 
 気管内挿管とは?

  管を気管内に挿入することです。


 目的は?

  医療器具を使用して、気道を安全かつ確実に確保して、空気が肺に入るようにする。


 挿入部位は?

  ・口(経口挿管)

   例外を除いて、第一に実施される挿管方法です。

   短時間で実施出来ますが、口腔の清潔保持が難しく、他の方法より
   患者さんの負担が大きい。


  ・鼻(経鼻挿管

   経口挿管が困難な時に施工されます。

   主に、耳鼻科や歯科の手術の際や、開口障害、下顎骨骨折、頚椎損傷などの
   患者さんは経口挿管が困難になります。

   経口挿管が手技的に難しい場合、鼻からの方が、解剖的に挿入しやすい。

   患者さんへの負担は、口からの挿管よりは軽い。


  ・気管切開(経気管) 
☆気管切開の場合は、気管カニューレを挿入します。

   長期間、人工呼吸器が必要な時や、自力で痰を喀出することが難しい場合に
   実施されます。

   口や鼻からよりも、患者さんへの負担は軽いですが、手技が難しいです。

     ※気管切開についての詳細は → こちら をご参照ください。


 どういう状態のときに挿管するの?

  ・自力呼吸が困難な時。

     自力での呼吸が困難な場合は、人工呼吸器の助けが必要になります。

     緊急では、交通事故ややけどなどの外傷の場合、 内科的疾患、例えば、脳梗塞

     脳出血、急性心筋梗塞などの時が比較的緊急で挿管するケースが多いと思います。

     呼吸状態が徐々に悪化するケースとしては、脳疾患、肺疾患、呼吸筋の麻痺

     末期で全身状態が悪化 などがあります。

     気道の閉塞又は損傷

  ・全身麻酔で手術をするとき

  ・心臓手術後など安静が必要な時

  


  
挿管セット



  喉頭鏡

  気管内チューブ

  スタイレット

  バイドブロック

  カフシリンジ(注射器)

  吸引セット(吸引機・サクションチューブなど)口腔用と気管内用のチューブ

  アンビューバック

  聴診器

  止血鉗子

  サージカルテープ(絆創膏)

  ハサミ

  ゴム手袋

  表面麻酔(キシロカインゼリー・キシロカインスプレーなど)


 


 
 各器具の説明


 
  喉頭鏡(ブレードとハンドル、ランプ付

   ブレードとハンドルがセットになっています。取り外し可能。

   ブレードを喉頭にあてます。

    管(気管内チューブ)をスムーズに挿入するために、喉頭鏡を喉の奥まで挿入して
    気道を開く。

    気道に管(気管内チューブ)を挿入する時に手技がし易いように明るく照らす。

      ☆年齢・体格によりサイズを選びます。


   気管内チューブ

    細長い管。

    口又は鼻から挿入し、気管内に入ったら、固定する。

    気管内チューブの先には、カフが付いていて、チューブが取れない様にしてあります。

    チューブが気管内に入って、固定するときに、カフシリンジ(注射器)で空気を入れて

    カフを膨らませて、簡単に抜かれない様に固定します。

      ☆年齢や性別によりサイズが違います。


   カフシリンジ(注射器)
       
    気管内やチューブの先に付いている、カフを空気で膨らませるために用います。

    空気の量は、5〜10ml のカフが多いと思います。

    一般的に、耳たぶの固さがいいとされています。

      ☆気管内チューブの先にあるカフ(気管内)と、口側の方にあるカフの固さは
        同じです。

      ☆空気を入れすぎると、硬くなり、気管内の粘膜を傷つけます。

      ☆空気が少なすぎると、管が抜けやすくなります。

      ☆空気の量は、それぞれの製品に記載してあります。
        
      ☆気管内の粘膜の損傷(壊死など)を防止するために、定期的に、
       カフの空気の入れ替えをします。

      ★カフより上に溜まった分泌物などが、空気を抜くことで、肺に流れ込む為、
        肺炎などの危険があります。危険をなるべく最小限に抑えるために、
        カフの空気を抜く前に吸引します。

       ◇サクションシステムのついている気管内チューブは、カフの空気を抜くときに
        カフより上に溜まった分泌物などを、吸引できます。

        定期的に吸引することでサイレントアスピレーションを予防

        圧迫による組織の壊死を防ぐ方法として、ダブルカフ付きのチューブを
        利用することで、交互に空気を入れ替えることもできます。

        又、低圧カフ付きのチューブを利用する方法もあります。

      
●気管内の組織が壊死を起こして、食道の方につながった場合の
       気管食道ろうは、生命の危険がかなり高くなります。
     

         
      ☆空気注入後は注射器を取り外します。

      ☆最近では注射器を必要としない、ハイ・ロー・ハンドカフ圧ゲージ
       (カフ圧が測定できる)などがあり、患者さんのベッドサイドで手軽に
       設置することができる用具もあるようです。

     
   スタイレット   

     気管内チューブが挿入時に曲がったりしないようにする。

     チューブの中にスタイレットを通す。 


   バイドブロック(サイズ大・中・小)

     気管内チューブは軟らかいため、硬いバイドブロックで支え、固定する。

     バイドブロックの穴から、口腔内や喉に溜まった唾液や痰などを吸引する。    
  

      ☆チューブが軟らかいと、口の中で曲がったり、歯で噛んだりしやすくなる。

       バイドブロックで支えて固定することにより、チューブの閉塞や破損を防ぐ。

      ☆気管内チューブのサイズに合わせます。


   サージカルテープ(絆創膏)

     気管内チューブとバイドブロックを固定するときに用います。

      ☆最近では、すばやく、安全に固定できる気管内チューブホルダーなどがあります。
  
 


  
 挿管セットの点検と準備


  
  ・喉頭鏡

    ブレードとハンドルをセットしておきます。

    ランプが点くか確認しておきます。

    破損の有無や、操作に問題がないか確認。


  ・気管内チューブ

    チューブの破損や閉塞などがないか点検。

    カフに、空気を入れて漏れがないか確認します。

    ☆確認後は空気は抜いておきます。


  
  ・スタイレット

    長さを気管内チューブの長さより、1cmほど短く調整しておきます。

    ※スタイレットがチューブを少しでもはみ出していると、粘膜を傷つけます。

     短すぎると、チューブを挿入し難くなります。

  



  
 手順(看護師側)



 

 



  




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看護師がおかし易いミスとその対処方法
注射によるインシデント 
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注射によるインシデント



◇参考文献
 
 医学大辞典(医歯薬出版株式会社)




 開設日: 2009/10/01


 

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