低水準消毒薬 概要


◆低水準消毒薬とは?
有効とされる微生物には、芽胞を
除く細菌、一部の真菌、一部の
ウィルスに有効とされています。

芽胞や結核菌、HBV、HCV、
HIVには無効。


低水準消毒薬は消毒薬の中で最も
広範囲に使用されています。
微生物に対する効力の範囲は狭い
ですが、他の水準の消毒薬より
手軽に使用でき安全性の高いものが多いです。

商品によっては他の薬剤が添加され
ている消毒薬もあります。
アルコールが添加されている場合は
結核菌やウィルスにも有効となります。



◆低水準消毒薬の種類
薬剤の種類には、
塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)
塩化ベンゼトニウム
クロルヘキシジングルコン酸塩 
などがあります。

商品名(販売名)例としては、
塩化ベンザルコニウム製剤には、
オスバン、ヂアミトール、
ザルコニン液、ウエルパス など

塩化ベンゼトニウム製剤には、
ハイアミン液、ベゼトン液、
エンゼトニン など

クロルヘキシジングルコン酸塩製
剤には、ヒビテン液 マスキン液
クロルヘキシジン液、グルコン酸
クロルヘキシジン液 など

両性界面活性剤(アルキルジアミ
ノエチルグリシン塩酸塩)には
テゴー51、両性石ケン液、
サテニジン液、ウスノン消毒液 など

続きはこちらです→ 各低水準消毒薬の説明


 

 

洗浄・消毒・滅菌 項目一覧

 

◇参考文献
書籍
「クラールビジュアルテキストブック・よくわかる微生物」医学芸術社 p110-p115
「最新医学大辞典」(医歯薬出版株式会社)
「ナースのための感染症対策マニュアル」文化放送ブレーン p14,p15
「ナース必携最新基本手技AtoZ/保存版」小学館 p252-p266

インターネット
「無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針」の改訂について
//wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T110422I0020.pdf
「医療施設における院内感染(病院感染)の防止について」
www.mhlw.go.jp/topics/2005/02/tp0202-1a.html
医療施設における院内感染の防止について
www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/dl/s0906-3d.pdf
平成16年度及び平成17年度試行物質リスク評価書 p28~
www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/dl/s0912-6g.pdf

医薬品医療器機総合機構HP内
「滅菌法及び無菌操作法PDF」
www.pmda.go.jp/public/pubcome_200906/file/004-0906.pdf

人工呼吸の安全セミナーテキスト P9-p10
www.info.pmda.go.jp/anzen_gyoukai/file/jamei01.pdf

各商品の添付文書

一般社団法人・日本医療機器学会HP内
医療現場における滅菌保証のガイドライン2010 p96~
www.jsmi.gr.jp/guidelinenew010.pdf
洗浄評価判定ガイドライン
www.jsmi.gr.jp/senjyou.pdf

社団法人・日本感染症学会HP内 洗浄
www.kansensho.or.jp/sisetunai/2008_3_pdf/04.pdf

ウィキーペディア
//ja.wikipedia.org/wiki/消毒
//ja.wikipedia.org/wiki/消毒薬
//ja.wikipedia.org/wiki/滅菌
//ja.wikipedia.org/wiki/洗浄
//ja.wikipedia.org/wiki/塩化ベンザルコニウム
//ja.wikipedia.org/wiki/塩化ベンゼトニウム
//ja.wikipedia.org/wiki/クロルヘキシジン
//ja.wikipedia.org/wiki/両性界面活性剤