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最終更新日2010/03/09 
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 ◎少しずつ追加しています。又、見直しもしておりますので、気がついた時点で、書き直し、修正、追記しております。
 
  胃洗浄について


  
胃洗浄とは?



  簡単に言うと、胃の中を洗浄液で綺麗にすることです。

  救急で実施されることが多い処置です。

  睡眠薬を多く飲んだり、農薬など体内に吸収されると命の危険や障害を惹き起こす危険が

  ある物が胃の中に入った時に、実施されます。

  又、胃の内容物が十二指腸には行かず、停滞してしまう場合にも実施されます。




  胃洗浄の目的


 
  多量の薬物や有害物などが胃内に入った場合は、

  早急に体外へ排出する必要があります。胃内に入ったものを体外へ出して、

  胃の中を綺麗にして、体内への吸収を少しでも抑えることが目的です。

  又、胃の粘膜を保護する目的もあります。




  急を要するケース



  多量の薬物の服用、毒薬、劇薬、など


  
★飲み込んだ種類によって、胃の中の停滞時間は違うため、
   飲み込んだ種類や量、時間を把握しておくことが大切になります。





  
胃洗浄をしてはいけないケース



  ・飲み込んだ種類が、強酸性の物、強アルカリ性の物、石油系製品などの場合

  ・意識レベルが低下している場合や痙攣がある場合
   (誤嚥の危険があるため挿管が必要となる)

  ・胃穿孔

  ・食道静脈瘤

  ・重度の心臓疾患や肺疾患のある方。

  

 


  洗浄液の種類


 
  生理食塩水、水又は微温湯、

  ☆微温湯の場合は、低体温の危険を防ぐことが出来ます。


 


  解毒剤(活性炭など)の投与について




   活性炭の投与は、胃洗浄より効果があるといわれています。

   胃洗浄後に繰り返し投与(胃管から又は経口的に)することにより、効果が高まる。


    
☆活性炭はヒ素やフッ素化合物などは吸着出来ないようですが、
     それ以外の中毒には活性炭の投与が推奨されています。





  胃洗浄の方法



   医師が実施


  必要物品: 胃管、漏斗、洗浄液、聴診器、ゴムシーツ、ゴム手袋

  救急処置に必要な物品(急変した場合の準備は常にしておきます)

    救急カート、酸素吸入、吸引、  

  

  胃洗浄の手順 

   *患者さんが意識がある場合。

   患者さんを坐位又は、左側臥位にさせる。

    右に向けると、胃の内容物が十二指腸に流れやすくなり、腸へ吸収を

    早めてしまう為です。

   ゴムシーツを敷く。

   医師にゴム手袋を渡す。(看護師もゴム手袋を着用)

   胃管を医師に渡す(胃管を医師が挿入)

   胃管が胃の中に挿入されたかどうかの確認

     *聴診器を胃の部分にあて、胃管から注射器で空気を送り込む。

      気泡の音がすれば、胃の中に挿入されていることになります。

   胃管が挿入されたら、胃管の先に取り付けた漏斗に洗浄液を入れます。
  
   サイフォンの原理を利用して、数回洗浄します。

   (医師によっては、100mlのシリンジを使用する場合もあります)


   
*患者さんが意識がない場合は、気管内チューブを挿入してから実施します。




  胃洗浄が終わった後の処置



   胃の中が綺麗になったら、胃管を抜く前に、解毒剤の活性痰を微温湯などで

   薄めて注入します。その後、下剤を注入します。活性炭の黒い便が出るまで、下剤を

   投与します。下剤は、油性の下剤(ひまし油など)は与えません。

  


  胃洗浄の合併症



  胃の中の内容物が気管に入ると、肺炎や呼吸困難などの

  合併症を惹き起こす危険があるため、十分注意する。

  食道や胃の損傷。

  気管への誤挿入

  電解質の異常

    小児の場合は、水や微温湯で洗浄した場合、
 
    ナトリウムが低下し易いため、生理食塩水を使う方が良い。




  乳幼児の場合



  胃洗浄よりも催吐剤を使用して、吐かせるケースが多いようです。




  胃洗浄の量



  成人では、1回の量が 200ml〜300ml  ★300mlを超えないように。

  洗浄液が綺麗になるまで、繰り返します。




  胃洗浄に使用される胃管の種類  



 緊急時の胃管の例

  緊急で胃洗浄をする場合は、胃内に食物残渣などが残っている可能性も

  ある為、太い単管を使用するケースが多いと思います。

  内容物で管が詰まる可能性があるためです。

  カテーテルの素材には、天然ゴム、シリコーンゴム、シリコン樹脂などがあります。

  
   天然ゴムの特徴

   ・まれにアレルギー症状を起こすことがある。

   ・1回の使用が多く、留置には適さない。

   ・弾力性や強度が高い

   ・熱や油性、ガソリン、薬品などに弱い

    商品名例 : ザヘルス 胃カテーテル

      天然ゴム製の胃洗浄チューブで、

      ルートが一本の管(単管)です。



   シリコーンゴムの特徴

   ・安全性が高く、長期の使用に適している。

   ・耐熱性に優れている。

    商品名例 : サーフィード胃管カテーテル

     単管と二重管タイプがあります。



  洗浄・消毒・滅菌の方法



  
※使い捨てが理想

  再利用する場合の方法


     ※注
   胃管の素材などにより取り扱い方は異なります。
   より正確な情報に関しては各医療機器の取扱説明書などを
   ご覧頂ければと思います。
   又医療機関や医師などにより異なる場合もありますので、
   あくまでも一つの例としてご理解頂ければと思います。


   ・洗浄の方法
 
     胃管に限らず、医療機器で繰り返し使用する物の殆どは

     水道水や洗剤を使用して十分に洗浄します。


   ・消毒方法

     ゴム製にも天然ゴムとシリコーンゴムなどがあります。

     天然ゴムの場合は煮沸消毒だと変形したりするため出来ません。

     その為消毒液を使用して消毒します。

     シリコーンゴムの場合は煮沸消毒も出来ます。


   ・滅菌方法
 
     エチレンオキサイドガス

     滅菌する前に十分に乾かします。


  胃管は正常な粘膜に触れる場合は、セミクリティカル機器に分類されると思いますが、

  粘膜が損傷している場合は滅菌が必要になるケースもあると思います。
  

    参照 ⇒ 「洗浄・消毒・滅菌について」



 イリゲーターや漏斗の消毒方法

   ノンクリティカル機器 中水準消毒または低水準消毒が必要



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  胃洗浄後の看護のポイント  







  
豆知識



 
 ・意識レベルが低下している方や痙攣のある方には、誤嚥を避けるため、

   気管内挿管をして、気管内チューブの先の方についている、カフを膨ら

   ませ固定させてから洗浄をします。

   カフを膨らませることにより、胃の内容物が気管内へ流出する危険を防ぐ

   ことが出来ます。


  ・呑み込んだ時間から一定時間経過している場合は、輸液と利尿で早く体外へ

   排出させる。

   呑み込んだ種類や量により、胃洗浄が必要でないケースもあります。


  ・胃洗浄が活性炭よりも有効なケースは、活性炭が吸着しにくい場合や、

   腸閉塞などがある場合







 少しずつ追加しています。

 又、見直しもしておりますので、気がついた時点で、書き直し、修正、追記しております。







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◇参考文献

 〈書籍〉
  医学大辞典(医歯薬出版株式会社)
  イラスト救急処置マニュアル(南江堂)
  エキスパートナース「最新基本技術AtoZ(小学館)
  フィジカルアセスメント ナースに必要な診断の知識と技術第4版(医学書院)
 
 〈インターネット 〉
  ウィキペディア
  無人ヘリコプター用農薬









  
 更新日: 2010/03/09

 開設日: 2009/10/15



 

 
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