注射針のサイズとカラーコード

◆注射針のサイズ
数字が大きくなるほど、注射針の太さは細くなります。
16G(外径1.6mm)~27G(外径0.4mm)

上記以外の大きさもありますが医療機関
で主に使用されている、大きさの範囲です。
歯科医で麻酔するときの太さは主に
27G~33G。
インシュリンの自己注射の場合の太さは
最近では31G~33Gを使用。

「G」の読み方は、「ゲージ」と読みます
針の太さ(外径)の単位です。


◆注射針のカラーコードについて
針のサイズによって注射針の根もとの色が違います。
一目で大きさが判るように色で識別しています。

《注射針のサイズとカラーコード》

針のサイズ 外径
14G 2.1mm 14G  pale green
15G 1.8mm 15G  blue grey
16G 1.6mm 16G  white
17G 1.4mm 17G  レッドバイオレット
18G 1.2mm 18G  ピンク
19G 1.1mm 19G  クリーム
20G 0.9mm 20G  
21G 0.8mm 21G  深緑
22G 0.7mm 22G 
23G 0.6mm 23G  deep blue
24G 0.55mm 24G  medium purple
25G 0.5mm 25G  オレンジ
26G 0.45mm 26G  茶色
27G 0.4mm 27G  medium grey
28G 0.36mm 28G  青緑
29G 0.33mm 29G 
30G 0.3mm 30G 


平成19年4月1日より国際標準化機構
規格(ISO規格)に統一されました。注射針等のカラーコードがISO規格に
適合した製品に切り換わっています。
(切替期間平成19年4月から同年9月まで)

対象注射針の種類は注射針、輸液セット
輸血セット、採血用針、翼状針、血液透析用、留置針などです。

同時に輸液セット、輸血セット、並びに
滴下制御式輸液ポンプの1mLあたりの
滴下数も20滴と60滴のみに統一されました。
(切替期間平成19年4月から平成21年3月まで)

変更前は 15滴/1ml
     ↓
変更後が 20滴/1ml

60滴は現状のままです。

気道用吸引カテーテルなどもカラーコードが統一されました。

続きはこちらです→ 注射液が体内に吸収される経路

 


注射と穿刺 項目一覧


◇参考文献
インターネット
ウィキペディア
ja.wikipedia.org/wiki/注射

医療機器の規格の変更への対応(日本看護協会HP内)
医薬品医療機器総合機構「医薬品医療機器情報提供ホームページ」
日本医療器材工業会
厚生労働省HP内
医薬品・医療用具等安全性情報
www.mhlw.go.jp/houdou/2004/10/h1028-2a.html

書籍
「写真でわかる基礎看護技術① 看護技術を基礎から理解!」インターメディカ
「ナース必携最新基本手技AtoZ」小学館 
「医学大辞典」医歯薬出版株式会社